パーソナルカラーの使い方
「パーソナルカラー」という言葉を聞いたことがある方や、実際に診断を受けたことがある方は多いかと思います。診断を受けたことがなくても自己診断をされた方もおられるかもしれません。
その診断結果、どうやって活用していますか?
実は私自身、20代前半に初めて自分の「パーソナルカラー」を知った後、うまく使いこなすことができませんでした。
パーソナルカラーだけを知ると、「色」に固執してしまいます。
あまり色のことに詳しくない人が「〇〇カラー」が似合いますよって勧められたら、よっぽどその色に抵抗があるとか、こだわりがない限り、買っちゃうと思います。トレンドなんかもわかりやすいですね。はやっている色をみんな着ていますから。
例えば、「スプリングの明るいクリアな色味が似合います」といわれた人が、お店で「黄色」を見つけてチョイスしたとします。でも、実はそれはオータムが得意なマスタードイエローだった・・なんてことは、私のお客様でも実際にいらっしゃいました。
私自身もやってたし、たぶん多くの人が犯してしまう失敗かもしれません。
照明の邪魔もあって、実際にお店で服の色を見分けるのはとても難しいと思います。
選んでしまった色が似合わない場合や実は苦手な色だった場合、似合う色はなかなか店頭では見かけないから、流行りの色を選んでしまう・・・など、実際には欲しいと思った色に出会えないことも多いです。
そんなときは、着こなしでカバーしてください。
パーソナルカラーを知った上やってほしいことは、自分がざっくり「どんな傾向の色をどんなふうに合わせればおしゃれに見えるのか」を知ることです。
4シーズンに分けるから色にとらわれちゃうんですよね。
でも、「占いと同じで、「診断結果」という答えが知りたい人は「〇〇タイプ」という言葉が欲しいのです。その気持ちもよく分かります。
実際に診断をするときも、〇〇タイプ・・・とお伝えした方がわかりやすいし、お客様もとらえやすいんです。
当サロンでは、120枚のカラードレープを当てて、顔色の変化を見ながら、パーソナルカラーを決定します。その上で、明暗・彩鈍などの似合う配色もお伝えしていきます。
大事なことは、お客様自身がお店に行ったときに、自分で似合う色を選べるかどうか?なのです。その色がパーソナルカラーのどのシーズンか?が、重要なのではありません。
自分がときめく色を、手持ちの服と合うかどうかを考えながら、選べるかどうかが大切なのです。
万が一、似合わなかった場合は、似合わせる方法を身につけてください。色に支配されるのではなく、コントロールしておしゃれを楽しんでくださいね^^