コラム

40歳から服に違和感を感じる理由

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私は30代後半からファッションの勉強を始め、自分が納得するコーディネートを作るまでに長い時間が必要でした。

 

その間、感覚的に「服選びがうまくいかない」という違和感とは別に、「自分の老い」を実感することがありました。

今回は、40歳から服に違和感を感じる理由を「老化」という点から見つめてみます。

 

見たくないけどみんなが通る道。がんばろ!

 

 

40歳になったら感じる違和感

40歳になったころから服や見た目に違和感を感じるようになりますが、どんな違和感だと思いますか?

 

1.若い間はそれなりに「なんでも」着れたのに、歳を重ねると、「何か違う」と感じる。

2.20代、30代は気に入って着ていた服が急に「似合わない」と感じる

3.最近、カジュアルが似合わなくなったと感じる

 

 

もともと、おしゃれ迷子で自分の選んだ服は常に「違和感」だったので、1と2は近年芽生えた違和感ではありませんが、多くの女性は「最近服が似合わない」「好きだった服が似合わないと感じ」と感じるようです。

 

私は、特に3のカジュアルへの違和感が顕著でした。

骨格タイプは「ラフ」「カジュアル」が似合うとされるナチュラルなのに、カジュアルがまるっきり違和感になってきた時期があったのです。

もともとカジュアルが好きだったし、まだ「納得のいく」コーディネートにたどりついていなかった当時、頼みの綱(?)であるカジュアルさえも似合わないと感じたら、どうしたらいいんだろう…と、本当にショックを受けたのを覚えています。

 

この3つ、実は同じ理由で感じる違和感なのです。

 

それは「老化」です。

 

歳を重ねたんです。

おばちゃんになったんです。

 

最初は、そのことを認めたくなくて、おばちゃんという人称に仲間入りしたくなくてもがきました。

 

でも、やっぱり40歳すぎると世間一般にはおばちゃんと認識されるでしょう。

 

高校生の息子曰く、「30歳過ぎたくらいからは自分にとってはおばちゃんに感じる」と言っていました。逆に、そこに大きな差はないそうです。30歳でも50歳でも、見た目に差はあれど、自分にとってはおばちゃんなのでしょうね。

 

 

レディースアデランスのCM知ってますか?

昔は、あのCMを見ながら、「どうしてウイッグをつけるんだろう」「髪が膨張する私にとって、ペタンこの髪はうらやましいのにな」と思っていました。

頭頂部用のウイッグは歳を重ねて現れた「頭頂部の隙間」を埋めるためのものだったのです。

 

今ならよくわかります。

髪をまとめる私は、やっぱり頭頂部の隙間が気になりだしました。

 

髪が少なくなったわけではないのに、髪が痩せるのか、張りがなくなるのか?

白髪が増えることもあって、髪の根元に「老い」を感じるようになりました。

 

パート先で仕事の後にキャップを脱いだ時、根元の隙間と白髪を見ると一気に「おばちゃんだな」と感じたのです。

 

40歳過ぎたら「ヘアスタイルを意識しよう」というのは、頭頂部を放ったらかしにしないってこと。

 

こまめな白髪染めや、頭頂部を立ち上げる、髪の隙間を埋める、髪につやを出すなど、手を加えるのがおすすめです。

 

40歳過ぎたら、髪がパサつきがちになりますから、ストレートアイロンでつやを出すというひと手間も有効です。

 

髪につやがある、それだけで若く見えるのです。

 

 

 

 

お肌

お肌も老いを感じる部位。そして、人から見られる部位でもあります。

 

シミが濃くなると顔全体が暗い印象になります。

顔のたるみが進むと、顔が大きく見えます。

しわが増えると、それだけで老けて見えます。

血色が悪くなり、不健康に見えます。

 

 

しみ・しわ

シミ、しわをカバーするためにはベースメイクをしっかりします。

ファンデーションを厚塗りするのではなく、毛穴をパテ埋めするように肌の表面を整え、色を均一にするだけできれいに見えます。

 

たるみ

顔のたるみは長年の表情の結果です。

口角が下がっている人は、ずっと口角の下がった不機嫌な顔をしている可能性が高いです。

 

私自身、若いころはものすごく口角が下がっていて顔全体が下に下がっていました。
ファッションの勉強を始めて自撮りをするようになってから「怖い顔の自分」に気づき意識するようになってから変わりました。

フェイシャルマッサージも有効です。
エステに行かなくてもいいので、毎日のスキンケアにハンドマッサージを取り入れてみてください。

 

血色の悪さ

血色はメイクの色味でカバーします。
アイカラー、チーク、リップは血色を足す程度でいいので取り入れたほうが健康的に見えます。」

 

 

 

 

体形の変化

肉付きがよくなった、太ももやおしりがたるんできたなどの体形が変化します。

体の変化は服選びや着こなしでカバーできます。

 

骨格タイプに合った服ももちろんOKなのですが、大人世代は「ゆとり」のあるシルエットがよかったりもします。

オーバーサイズ、ジャストサイズ、ゆとり、など、微妙な差なんですが、この微妙な差は大きな差となって見え方に影響します。

 

 

 

姿勢の変化

よく年配の方が「膝が痛い」「腰が痛い」と、膝や腰を曲げて歩いているのを見ることはありませんか?

これは、長い間の「クセ」がひずみとして出てしまったもの。

日頃、自分が楽な姿勢って、なかなか意識しづらいものですが、おなかに力を入れれ歩いてみるなど、まずは印象よく見せることから意識してみましょう。

 

 

カジュアルが似合わない

カジュアルな服が似合わなくなる理由は、シンプルに「ラフ」なカジュアルスタイルが、歳を重ねた自分の「老化」と同調してしまうからです。

カジュアルスタイルにするときはアイテムの中に「キレイめ」を取り入れて、「老い」を中和させることが大切です。

 

 

 

私自身は若いころ、エネルギー不足だったため「できない」とずっと感じていました。
何に対してもそう感じていました。

 

見た目や表情にもありありとその様子が漂っていました。

 

だから、何も得られなかった。

 

 

体力不安もありました。体を鍛えることなくただ「不安」を感じていたのです。

不安や心配事って、「行動を変えないとなくならない」んですよね。

 

おしゃれな人というのは、見えないところで泥臭いくらいの努力をしています。

簡単に変わることはできないけど、「意識すれば」必ず変わる。

 

キレイになりたいと思ったら毎日の生活に少しずつ「変わるための自分の時間」を取り入れてほしいと思います。

 

 

 

 

ちなみに、ネット上でもよく「おばちゃん」というくくりに議論しているのを見かけます。

 

やっぱり若い人から見たら、40歳前後はやっぱりおばちゃん。

自分が若いころは30代でも「おばちゃん」って感じていました。それは仕方のないこと。

 

でも、だからといって、自分が「おばちゃん」でOKなのか、自分の気持ちはいつまでも「若く」いるのか、この差は大きいと思います。

私自身は、やっぱり若く見られたいので自分が今できることをしっかりやって「若く見られる」→「もっと年を取った時に実際に若さをキープしている自分」でいたいなと思っています。

 

他人がどうこういう話じゃない。

結局は自分次第なんですよ。

 

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